沈黙で安心出会い

こんな記事見つけました。こんな人になれたらもっといろんな人と出会えるかも。。

日本人ビジネスマンが、とかく苦手とするスピーチ、そしてプレゼンテーション。苦手意識からか、ビジネスの世界では、“雄弁家”であることがデキることと短絡的に誤解されることも多いが、正しくは「雄弁は銀、沈黙は金」。実は、男は黙っていることで有利にことを運ぶことができるという!?
「沈黙は金」と書いたのはヴィクトリア時代に生きたスコットランド人の歴史家で作家のカーライルだ。男だけが沈黙したほうがよい、とは言っていないが、時代性を考えると読者はもちろん男だったろう。この言葉は、遡った時代のドイツ語からの翻訳だったそうだ。また、原典は中世、あるいは古代に作られたものであったとも言われる。やはり男は黙っていたほうがよいのか。実は、「沈黙は金」には「雄弁は銀」が対になっていた。大昔は銀の価値のほうが高かったという説もあるが、この時代においては金のほうが高価である。そしてカーライルは沈黙により価値を置いた。言葉は大切だが、沈黙すべきときを心得よ、ということだ。
沈黙と無口は違う。沈黙とは、雄弁でもいられる者が意識的に話さないという戦略的な意思の結果なので、他者の意識に敏感である者でなければこの戦略は使いきれないし、成功しない。「黙って実行あるのみ」というのはいかにも頼れる男だと言われてきたが、今の時代であれば、ただ黙っていただけでは自己中心的、自分勝手だ、で終わってしまうかもしれない。企業のなかでは個人プレーと見なされ、前もってひと言相談してくれていれば、などと言われてむしろ非難される可能性だってある。 

日本人のほとんどは、ディベートなど学校で練習した覚えはないし、形式としての英会話は教わっても、実践的日本語会話は習っていない。会話で立場を優位に持っていくためにはかなりの訓練がいるのに、だ。 

交渉上手のビジネスマンに、どのように会話を進めているのか秘訣を聞いてみた。日本であれ米国であれ、彼らはまったく同じことを言った。「それはね、こちら側のやってほしいことを自分で言うのではなく、そうしましょうかと相手に言わせるように持っていくんだよ」というのだ。自分がどう話すかではなく、相手にどう話させるかということのほうが重要だと言っている。その技を修得するには、細心の注意、次の手を読む力がいる。

相手が話したい機会を捉え、「適切な沈黙=間」として用意できるかどうか、なるほど意識すべきことだと合点した。説得したいばかりに雄弁を気取ってしゃべりまくるのは、実は単なる多弁なだけってことだ。そういえば、相手の差し出す“間”に耐えられず、空間恐怖症的に間を埋めてしまおうと、焦っていらぬことまで話してしまう人がいる。こんなおっちょこちょいはかわいげがあり、案外好かれたりするけれど……今回は退場して頂く。 

適切な沈黙のあとに発せられる言葉には、より強い力があり、印象に残りやすい。いつも小言を言っている母親の言葉には反応しなかったのに、たまに父親にひと言言われると応えたのも、無意識であれ、父親の沈黙戦略だったのだろうか。“沈黙の使いこなし”を獲得していくには、それなりの経験と意識、そして心得がいりそうだ。効果的な沈黙というのは、かなり高度なコミュニケーション術である。

これ出来たらかなりかっこいいよな。

2011年11月28日

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